Bicycle Park O2、トライアスロンへの取り組みを強化 – 元オリンピック選手も参加の練習会など多彩なサービスを展開

　茨城県の日立市とひたちなか市に店舗を構える自転車専門店Bicycle Park O2が、自転車販売にとどまらず、トライアスロンへの取り組みを強化している。同店は2014年10月に「O2 TRC（オーツートライアスロンクラブ）」を設立し、顧客向けのトライアスロンサービスを幅広く展開している。

　O2 TRCは、スイム、バイク、ランの3種目を続けて行うトライアスロンの魅力を広めることを目的としている。クラブでは、初心者から経験者まで幅広い層を対象に、定期的な練習会や大会参加のサポートを行っている。特に注目すべきは、これまでに元オリンピック競泳選手の松田丈志氏を招いた特別練習会を開催したことだ。松田氏は佐渡アストロシリーズONYONE CUP2024への挑戦を決意しており、その準備の一環としてO2の練習会に参加。参加者は、オリンピックメダリストの練習姿を間近で見られただけでなく、直接指導を受ける貴重な機会を得られた。

　O2の店舗担当者は「トライアスロンを始めやすい環境を提供することを目指しています。スタッフのほとんどがトライアスロン経験者なので、充分なサポートができます。お客様と一緒に楽しみながら頑張れる仲間が集まる場所になればいいですね」とコメントしている。この言葉からも、O2がトライアスロンコミュニティの形成に力を入れていることがうかがえる。

　O2 TRCの活動は多岐にわたる。定期的な練習会の開催や、大会情報の共有はもちろんのこと、スタッフのトレーニング日記の公開など、会員との距離感を縮める工夫や会員のモチベーション向上にも力を入れている。

　また、Bicycle Park O2は単なる自転車店としてだけでなく、健康と環境に寄与するという目標を掲げている。店名の「O2」は「健康にも環境にも良い自転車を広めたい」という願いが込められているという。この理念のもと、サイクリストの裾野を広げるべく、初心者向けのイベントも積極的に行っている。毎週日曜日には内容の異なるイベントやショップライドを開催し、MTB、グラベルバイク、ロードバイクなど、様々な種類の自転車での走行に対応している。さらに、月に1回は初心者や短距離をゆっくり走りたい人向けのライドも実施するなど、きめ細かなサービスを提供している。

　Bicycle Park O2の特徴は、単に自転車を販売するだけでなく、顧客の健康と環境への貢献を目指し、トライアスロンを通じてコミュニティを形成している点にある。トライアスロンに興味のある方、あるいは新しいチャレンジを求めている方にとって、Bicycle Park O2は心強いパートナーとなりそうだ。初心者から経験者まで、幅広い層のサイクリストやトライアスリートが集う場として、今後もさらなる発展が期待される。

バイシクルパークO2
https://www.bp-o2.com/

バイシクルパークO2　日立本店

バイシクルパークO2　ひたちなか店